西洋の文化が入る以前は、占い師が行う占いとは易占いが一般的でした、現在でも易占いは高い霊能力を必要とする物であり、東洋占いの中では最高の占いと言われています。東洋占いでメジャーとなっている、四柱推命などは、易という陰陽の仕組みから作られている物であり、両方とも陰陽を現している太極図をシンボルとして扱われる事がある物です。
四柱推命は、陰陽ででてきているこの世の仕組みから、生まれて持ちわせてくる陰陽のエネルギーを調べ、そこから導き出される物です。性格などを調べる場合は、四柱推命は適している物です。占い師の中には、このエネルギーを感じ取って、それを元に霊能力を高め、霊視などを行っていくタイプの人もいます。
易占いは、陰陽でできているこの世の仕組みに問い合わせ、そして答えを求め、その意味を霊感によって感じ取る物です。易占いにおける力量とは、占う思いによる行いとこの感じ取る霊能力になります。
易占いを行う占い師は、基本的には筮竹と呼ばれる竹の棒を50本使い、そこから一本抜き取り49本を使って占いっていきます。この一本は、太極と呼ばれ受信するためのアンテナとも呼ばれています。残りを扇状に広げ右手を使って二つに分けます。左側は天とし、右側は地として地の方を使用していきます。地の方の一本を左手の薬指と小指の間に一本挟み、残っている本数を8何本づつ取り出していき、残りが8本以下になるまで行います。残った余りを上卦として結果を出します。これを、もう一度行い、下卦を求めます。この二つの組み合わせによる結果から意味を感じ取る物です。この組み合わせによる組数は64通りあるため、64卦と呼ばれています。
従来の占い師は、この筮竹を使った占いが一般的でしたが、最近は簡素化されサイコロや、64枚のトランプで直接問い合わせる方法も現れています。西洋占いで利用されているタロットカードも内容は同じ物で、この世の仕組みに問い合わせ、結果から意味を感じ取る物です。大事な事は、相談者の純粋な思いと、問い合わせる時の思い、意味を感じ取る霊能力が重要であり、邪な考えなどがあると結果が上手く働かなくなるとも言われています。
占い師が行うために利用する道具は、あくまでも問い合わせて受信をするための道具であり、西洋や東洋などの差は余り関係の無い物と言える物です。占う方の学んで来た物の違いによる物であり、相談をする側は、深く考える必要性はない物だとも言えます。易占いは、東洋占いでは最高級の占いであるため、一度体験してみる事はお勧めの占術ではあります。